「バンクシー作品らしきネズミの絵」が都庁で公開
今年1月に東京港区の防潮扉にイギリスを中心に活動するストリートアーティス・バンクシーが描いたとされるネズミの絵が発見された。
この絵が東京都庁第一庁舎2階のロビーで一般公開されている。公開期間は4月25日から5月8日午後2時まで。
この絵について真贋が問われているようだが、バンクシー公式サイトにも同じ絵が公開されていることから恐らくバンクシーが描いた本物の作品であると思われる。
都庁の見解では公共物への落書きは決して容認出来るものではありませんが、一方でこの絵見てみたいという声や問い合わせもあることから、一定期間実物を見ていただく機会を設定することとしましたとのこと。
テレビやニュースでも取り上げられていることから、平日にも関わらず長蛇の列を作ってまで見たいという人達が押し寄せている。明日から始まるゴールデンウィーク中は更なる混雑が予想される。
バンクシーとしてはこのネズミの絵を見に来る人達についてどう思っているのだろう。バンクシーの著書「Banksy Wall and Piece」には「やつらは許可なしに生存する。やつらは嫌われ、追い回され、迫害される。やつらはゴミにまみれて絶望のうちに粛々と生きている。そしてなお、やつらは全ての文明を破滅させる可能性を秘めている。もし君が、誰からも愛されず、汚くてとるに足りない人間だとしたら、ネズミは究極のお手本だ。」とある。
